AIR BONE/AIR ASSAULT/AIR CREW GEAR
敵地への潜入、奇襲方法として用いられるのが空挺降下である。パラシュートを使用し降下、奇襲を行う空挺部隊は第二次世界大戦時にアメリカ軍で創設され以降エリート部隊として活躍してきた。パラシュートを使用しての戦闘降下は危険なもので、空挺降下を行う空挺隊員の選抜、訓練は苛酷なものである。敵の前線後方に攪乱、奇襲を目的に降下する空挺部隊はエアボーンと呼ばれ輸送機からパラシュートを使用し降下、拠点の制圧などを行う。エアボーンの所属は各国により陸軍であったり空軍であったりするが、いずれもエリート部隊として位置づけられ、装備もパラシュートを始め一般歩兵には無い特殊な物が多い。いくつかの国では空挺部隊をそのまま特殊部隊と位置づけているものも少なくない。武装は一般歩兵と変わりないか降下の邪魔にならない小型の物が好まれるが、少数での行動も多く火力は比較的高いのが一般的。現在のアメリカ軍特殊部隊では空挺隊員の資格は必須の物とされ海軍所属のSEALなどもすべてが空挺資格を持っている。また従来の大量投入型の自然開傘の空挺降下の他にも、特殊部隊が敵国への潜入などの際に行うHALO(高々度降下低開傘)やHAHO(高々度降下高開傘)といった新しい降下技術も発展してきている。
HALO/HAHOでは従来の空挺装備には無い、専用の装備も使用されている。特殊部隊の究極の敵地潜入方として用いられるHALOは高々度から降下し秘密裏に敵地に潜入することが可能で夜間や海上など時と場所を選ばずにアプローチを可能にしている。
ヘリボーンが発達した現在では、戦闘救難(コンバットレスキュー)や緊急回収用の抽出具なども発達しておりそれらの装備を駆使するアメリカ空軍特殊部隊の活躍もめざましい。現在では空挺部隊の大量投入といった戦術は失われつつあるが、歩兵として志願する者の憧れであり、特殊部隊の資格を得るためには絶対に必要な技術である事には変わりはない。
■エアボーンオペレーション
■ヘリボーンオペレーション
■HALO/HAHOの装備
■ラムエアパラシュートの構造
■特殊作戦航空機

■T10 PARACHUTE/HARNESS T10パラシュート
■MT1X PARACHUTE HARNESS MT1Xパラシュートハーネス
■MT1X PARACHUTE HARNESS MT1Xパラシュートハーネス
■OXYGEN MASK/HALO HALO酸素マスク